スラッシャーであり、ホラーでもある今作は1974年公開当時とても話題になった。
公開40周年記念版ということで、4Kスキャニングを施しているため、映像の解像度が飛躍的にアップしていた。不快なSEやカニバリズムにより、終始緊迫した内容。特に、レザーフェイスの最初の登場は迫力がある。
しかし、意外なことにレザーフェイスの印象は鑑賞終了時はそこまで悪くなかった。中盤は怖い殺人鬼にしか思えなかったが、後半になるにつれ、ただの従順な僕にみえてくる。そして、ラストの踊りなども含めてレザーフェイスは可愛いんじゃないかとまで思い始め、恐怖はあまり残っていなかった。