鉄生

悪魔のいけにえの鉄生のネタバレレビュー・内容・結末

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんなんだろうなこの美しさは

ストーリー的には不快だよ
殺人一家が人を殺しまくる
いや、ホントにただそれだけ

殺し方がどうのとか
ジジイ握力ねえなとか
サリーの叫び声が煩いだとか
どうでもいい
そんなもんはどうでもいいんだ

ラストのレザーフェイスがサリーを仕止め損ね、悔しかったのか朝焼けに照らされながら踊り狂うようにチェンソーを振り回すシーン

美しい
素晴らしく美しいのだ

朝焼けの中で自然と一体化するような、この世のモノとは思えない美しすぎるチェンソーダンス
そして、命からがら逃げ出し狂ったように笑うサリーの醜悪さ

この美醜入り交じった対比
世の中はなんと理不尽なのだろうか

嗚呼
私も
世の中の理不尽に
このように
切り刻むように踊る事が出来たなら

私は
もう少し
人間らしく
生きれたのかもしれない
鉄生

鉄生