このレビューはネタバレを含みます
なんなんだろうなこの美しさは
ストーリー的には不快だよ
殺人一家が人を殺しまくる
いや、ホントにただそれだけ
殺し方がどうのとか
ジジイ握力ねえなとか
サリーの叫び声が煩いだとか
どうでもいい
そんなもんはどうでもいいんだ
ラストのレザーフェイスがサリーを仕止め損ね、悔しかったのか朝焼けに照らされながら踊り狂うようにチェンソーを振り回すシーン
美しい
素晴らしく美しいのだ
朝焼けの中で自然と一体化するような、この世のモノとは思えない美しすぎるチェンソーダンス
そして、命からがら逃げ出し狂ったように笑うサリーの醜悪さ
この美醜入り交じった対比
世の中はなんと理不尽なのだろうか
嗚呼
私も
世の中の理不尽に
このように
切り刻むように踊る事が出来たなら
私は
もう少し
人間らしく
生きれたのかもしれない