ギズモX

悪魔のいけにえのギズモXのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
5.0
僕が『ゾンビ』と並んで大好きな、トビーフーパー監督のホラー作品!

『昔むかしある所にバカなリア充共らがいて、興味本心で昔の家に寄ったらダークウェブにありそうなヤバイ一家に遭遇してしまい、彼らに一人除いて抹殺されました!おしまい!』

そんな身も蓋もないストーリーなんだけど、娯楽映画とかでありそうなカジュアルな雰囲気は全くなくて、変わりに異様でグロテスクな『本物の狂気』が満ちているというとんでもなく狂った作品であり、
あまりのその『ヤバさ』には一周まわって芸術的にも見えてしまうという凄く困った作品でもある。

更にそのヤバさはチェーンソーを持ったレザーフェイスが現れてからもっとヤバイ方向へと向かっていく!
その時の荒々しいバイオレンスやスプラッター加減は、直接的な描写は少ないものの彼らの狂気に満ちた気迫がヤバすぎる!
絶対に演技じゃないよねこれ!

その惨劇となる舞台もホラーでありそうな呪いがかかってそうな場所ではなく、ぱっと見だとただの一軒家というのも余計怖い。
『身近にあったものが、実はヤバイものでした!』な作品でもあります。

最後の晩餐会から逃走までのシーケンスは何回見ても爆笑するし素直にドン引きする。
でもチェーンソーダンスは一回でいいから実際にやってみたい!
こういう映画を見ているとなんか元気が湧いてくるから最高だ!

舞台設定は8月になっているけど、ハロウィンが近い今が、見ていて一番面白い時期かなと思っています。

余談

この映画での僕の一番のオススメキャラクターは、最後にででくるトラックの運ちゃん。
『次男をトラックで盛大に轢き殺す』→『血塗れの女が現れる』→『更に後ろからチェーンソーを持ったヤバイ男が追っかけてくる』
という一気に頭がパンクしそうなことに出くわしたのに、一切声を発することなく、
車に置いてあったレンチを投げてレザーフェイスに反撃してダメージを与えるという実はとても凄いことを成し遂げており、トラックを置いて走って逃げた彼がその後一体どうなったのかを僕は知りたい。