ナミ

1999年の夏休みのナミのレビュー・感想・評価

1999年の夏休み(1988年製作の映画)
3.4
1988年に1999年という近未来を舞台に製作された作品で、少女たちが少年を演じたBL、しかも演者の台詞は声優による当て振り、という何重にも倒錯した世界観。
冷静になってしまうと色々ツッコミどころ満載なんですが(各所で登場する謎のハイテク機器が笑える、卵割り&かき混ぜ機は2018年現在もまだ開発されていない!)、あまりにも現実離れしたファンタジックな世界観なのでそんなことにツッコむのも野暮だなぁと思える。制服がガーターベルトとかいうむちゃくちゃな性的モチーフも全然許せる。

あくまで設定の倒錯っぷりや世界観を感覚的に楽しむ作品という印象で、深読みしたくなるような物語としての求心力はあまりなかったです。
冒頭のナレーションは誰の声だったんだろう?
ナミ

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