「続・夕陽のガンマン」
原題「The Good, The Bad and The Ugly」
1967/12/23公開 イタリア作品 2017-189
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1960年代以前ランキング38位 再鑑賞
とくに三部作は繋がりはないと言われてますが、やはり終盤でクリント・イーストウッドが前二作で着用していたポンチョを手に入れるところから時代設定は一番古いのでしょうね?。
前作のテンポが良くとにかくカッコいい「夕陽のガンマン」とは一転して叙事詩的マカロニウェスタンと呼ばれるように、少ない会話、ゆっくりとクライマックスを築く長いシーン、遠景のショットと人物の目や手への極端なクローズアップの対比などレオーネ独自の世界観を醸し出しています。映画全体を通して過半はイーライ・ウォラック演じるトゥーコの台詞なんですね。
監督はセルジオ・レオーネ。クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラックがそれぞれ原題の善玉、悪玉、卑劣漢を演じている。脚本はフリオ・スカルペッリとルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ、レオーネによって書かれた。エンニオ・モリコーネが作ったこの映画の音楽は現在でも有名である。また、この映画は「荒野の用心棒」と「夕陽のガンマン」から続く「ドル箱三部作」の第3作目であるとされている。