TSUTAYA那覇新都心の覚醒

続・荒野の用心棒のTSUTAYA那覇新都心の覚醒のレビュー・感想・評価

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)
3.5
本日11月23日は、続・荒野の用心棒のジャンゴ役が出世作となり、タランティーノ版ジャンゴでの粋な捨て台詞を残して去っていった演技が記憶に新しいこのお方!
フランコ・ネロさん74歳のお誕生日でした~。

BSでたま~に放送される西部劇が好きです。

西部劇=男臭い古い映画、というイメージがあって避けていたんですが(ごめんなさい)、Filmarksさんに登録して西部劇のレビューを拝見してる内に興味がわいて、「観てみよっかな」と手を伸ばしたのがきっかけで、見事にハマりました。
二段しか無い当店の西部劇コーナー、そろそろ制覇しちゃいそうです…(汗

※西部劇作品って、DVD化されてないタイトルが他ジャンルと比べてすごく多い気がします(涙)。TSUTAYA本部さん!発掘良品に期待してます!!


私自身も食わず嫌いなだけだったので、イメージ先行で西部劇は見たことないな、という方に、ぜひ見て頂きたいのが本作、続・荒野の用心棒です!

「続」って付いてるくせに、イーストウッド主演の「荒野の用心棒」とは全然関係ない本作。

大ヒットした荒野の用心棒の人気にあやかろうとした商魂が見え見えの今作。

そういうの、嫌いじゃありませんよ!←

でも、荒野の用心棒の正式な続編(夕陽のガンマン)に迷惑かけちゃったのは残念!!(笑


閑話休題。


西部劇を見たことのない方にオススメと上述しましたが、本作は西部劇の中にあっては中々の問題作です。

オープニングからクライマックスだったり。
(オープニング開始時、「これエンドロールじゃん」と思って、「始めから再生」を何度か押してしまった視聴者は私です…)

「銃弾一発で5人仕留めたと思ったでしょ?実は5人で一斉に撃ったんでしたーー!」なドッキリがあったり。

40人相手にドンパチする時に、棺の中から西部劇でかつて見たことのない×××を取り出されて、テレビの前で「うそやーん!笑」とのけぞったり。

主人公があり得ないくらい暴漢達に痛めつけられてドン引きしたり。

そんなボロボロな主人公が最後の決闘ではミラクルを起こしたり。

とにかく終始、意外な展開の連続・連続なのです!

西部劇ファンの方は、王道とは違う異端の西部劇をツッコミを入れながら楽しめるでしょう。

それほど西部劇に親しんでない方は、「西部劇ヤバい(笑)」と楽しめるでしょう。

本作が西部劇初見になる方は、以降に出会う西部劇が物足りなくなるかもしれません。

でも、いずれの方も鑑賞後は同じツッコミを入れると思います…。

「その体でその芸当は無理だろ!!!」

って(笑)。

終始ツッコミを入れながら楽しむ作品なので、鑑賞にはなかなか体力を使います!
お疲れの時を避けてのご鑑賞がオススメです〜。