うめ

続・荒野の用心棒のうめのレビュー・感想・評価

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)
4.0
差別主義者の軍人が率いる元南軍部隊
祖国に帰れない活動家のならず者メキシコ人達
間を揺れ動く娼婦マリア
フラリと現れる棺桶を引きずる元北軍のジャンゴ。


コルブッチの西部劇は2作目ですが…
登場人物の全員から感じる生臭さ。
それは不思議と不快なものでは全くなくて
醜い部分やエゴも、誰もが持っている人間の本質だからかもしれない。
そこから逃げられない哀しさ。
混沌とした時代ともなればなおさらだ。

「ジャンゴ」
この曲がまた素晴らしかった。
オープニングから、心を鷲掴みにしてくる。


続でもなければ
用心棒でもない
タイトルの謎は残りますが…
マカロニウェスタンの傑作の一つだと思います。
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