ゆうたろう

続・荒野の用心棒のゆうたろうのレビュー・感想・評価

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)
4.0
王道ではないが確かに熱い、セルジオ・コルブッチ監督の真骨頂。
映画全体が残虐で非常にダーティ。そしてそれは主人公のジャンゴも例外でない。しかしだからこそ終盤に彼がマリアを抱き抱えて酒場に入ってくる姿にグッとくる。死から逃れるために生きてきた男が愛のために生きようとする。
最後の決闘は痛々しく泥臭い。しかしその中に光るのは男の意地。そして盾にした十字架に込められた思い。
ガトリングガンを使ったアクションはもちろん、カメラワークもマカロニ・ウェスタンらしくケレン味たっぷり。
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