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恋の手ほどきのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

恋の手ほどき(1958年製作の映画)
2.0
[おてんば娘爆走風雲録] 40点

私が映画を観始めてから最初に着手したリストは、ありがちな"アカデミー作品賞"だった。その当時から今でも一番入手困難なのは『トム・ジョーンズの華麗な冒険』一択だが、私は案外簡単にそれを観てしまったせいでやる気を失ってしまったのはご想像の通り。それから8年近くが経ってもあまり状況は変わっていない。なんだかんだ最新の受賞作をその都度観ているのと、1001の企画で『愛と哀しみの果て』『西部戦線異状なし』に掠っただけで、意識的に観ようとはしていなかった。 

本作品もアカデミー作品賞を受賞している。しかも、この年は他にも色々取ったらしい。『めまい』『黒い罠』が完全に無視されていることを含めて、ノミネート作の火力不足は深刻だったようだ。いや...このノミニーで盛り上がるのは厳しい。時代的にもテレビが登場する直前の、何やっても許される最後のタイミングだったので、衣装と部屋だけ豪華にした、口だけが動いているミュージカルでも"名声"を獲得することが出来たのだろう。リマスター版は『叫びとささやき』よりも部屋が赤く見えるが、その中でうろちょろしている人々の行動を眺めるのは退屈の極みで、私は途中から瞑想し始めた。8回くらいは悟れたと思う。

残ってる作品賞 (随時更新)
『カヴァルケード』
『ミニヴァー夫人』※
『オール・ザ・キングスメン』
『わが命つきるとも』
『ゴッドファーザー PartII』※
『アマデウス』※
『ラストエンペラー』
『恋におちたシェイクスピア』
『ミリオンダラー・ベイビー』
『ムーンライト』※
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