母親の郷土にて…
我想う…
我々の世代は
自身の家庭のヒエラルキー判断が簡単に出来るアイテムがあった…
その名も…
カルピス…
もちろん
ウォーターでもなくソーダでもなく
カルピス原液である…
小学校の頃に友達の家に遊び行って
カルピスを出された時に
それこそ美味しんぼのよーに…
雷がいつも走った…
「濃いっ!」
そんな味のカルピスを出してくる家では
カルピスと共にルマンドやホワイトロリータを出してくれていた…
逆に
別の友達の家では
「なんこれ?!薄っ!ウチのより薄っ!」
なカルピスを出してくる家は
四畳半と六畳間に家族6人で暮らしていた。
その意味を知るにはそれから
かなりの月日を必要としたが…
今の人達は知らないかもしれないが…
昔からカルピス原液とカルピスソーダは売られていたが…
小学生の高学年ぐらいの時に発売が始まった
カルピスウォーター
今思えば
あれが売られ始めてから我が家の立ち位置を知り
皆がひとつ大人の階段を登れた気がする…