チャランポランスキー

子連れ狼 死に風に向う乳母車のチャランポランスキーのレビュー・感想・評価

5.0
なんで今作が一番好きかといったらダントツで画が美しいからで、冒頭の竹林からしてもうウットリ。世界一美しい野グソ。
二丁拳銃の刺客を倒す一連がすごくて、ずっとセリフ無しで、最後ヨリ→ヨリ→ヒキのシャープさは何度見ても震える。
クライマックスは説明不要。ワイルドバンチなんかカスに思える。加藤剛と一騎打ちになったとたんに雲と青空が美しくぬける。
ラストカット。西部劇みたいな映画だと普通は去りゆく後ろ姿のところ、正面に歩いて来てフレームアウト。やたら長い不自然なカットだけど「子連れがやってく〜る〜♪」って歌に合わせたのかな。