tak

ルーカスの初恋メモリーのtakのレビュー・感想・評価

ルーカスの初恋メモリー(1986年製作の映画)
3.0
14才だが飛び級で高校に進学した少年ルーカスが、2つ年上の転校生美少女に恋をする。ところが彼女は、チャーリー・シーン扮するフットボール部のキャプテンに恋心、という三角関係青春映画。

憧れ、初恋と全体的には思春期独特の甘酸っぱくほろ苦い懐かしさが漂って楽しいのだけれど、フットボール部、チアガールが学校の花形というアメリカン・ハイスクールの風潮に、思いっきり文化部系である僕はどうも乗り切れなかった。

どうみても無理なフットボールの試合に彼はこだわり続ける必要などないではないか!ブラバンでいいとこみせればいいじゃん!と元吹奏楽部の僕としては思うのだが。まぁそこは一途な少年の心情を汲むとして。他人と違うことを恥じる必要などない。自分は自分、としっかりすることがよいのだぁ!っと、やっぱり結論は前向きなアメリカ映画である。

主人公をひたすら見守るブラバンの女子にウィノナ・ライダー(デビュー作)。幼っさなーい!でもかわいい!。ケリー・グリーンは「グーニーズ」でもそうだけど、健康的で素朴なアメリカ娘として適役ですよね。主人公ルーカスが初めて彼女をみる場面、BGMが 美しく青きドナウ ってところが魂の高揚感をベタベタに表現していてグッドでした。

80s映画お約束の挿入歌には、ダイアー・ストレイツのWalk Of Life。クレジットにはトンプソン・ツインズのKing For A Dayもあったが、地上波の深夜枠で観たので切られていたか?。フットボールの試合で応援するブラバンが演奏しているのが、シーナ・イーストンのStrutってのが何とも時代を感じる。
tak

tak