キよ4

大砂塵のキよ4のレビュー・感想・評価

大砂塵(1954年製作の映画)
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法だ秩序だと社会とやらを盾に騒ぐ中身のない男たちを尻目に女たちはアナーキーだったり不動だったり自分という芯がある立場逆転した、女たちがリードしていくなんか狐につままれたような異色西部劇
ギターを背負った流れ者ジョニー・ギター
一文字に結んだ濃い真っ赤な口紅が印象的な女店主ヴィエナ 赤や黄色の派手な原色シャツが似合いすぎ
嫉妬からくる憎悪に燃えるエマの狂気ぶり
そんなヴィエナとエマの男なんか立ち竦んでろと言わんばかりの女の熾烈な戦い
純白のドレスのヴィエナと喪服の黒という町の自警団の対比
粋な会話の応酬もなんかいい感じ
最後まで無駄なし中だるみなしの緊張感が続く面白西部劇
キよ4

キよ4