てつ

君が踊る、夏のてつのレビュー・感想・評価

君が踊る、夏(2010年製作の映画)
3.6
初めて観たとき、よさこいの踊りがカッコよすぎて高知県までロケ地巡り観光までしました。それくらい煌びやかで心が躍ったものです。
あらためて見直しました。

⚠️ネタバレ⚠️
カメラマンとして身を立てるため上京した主人公。一緒についていくはずだった彼女は、事情があり高知に留まることに。お互い誤解やすれ違いがあったものの、5年の歳月を経てふと帰郷した彼は、そのときの真相を知り解散したチーム「いちむじん」を復活させていく。
ストーリーは清々しいほど王道ですが、好きですね。
病気の女の子、物語的にも映えます。
ロケーションは、高知市内の街並みが綺麗だし、沈下橋も探しに行きたくなります。
新人賞受賞式とよさこい本番が被ってどうするのか、という結末はすっかり忘れていたのですが、あの写真を見てから戻る、というのもよかったと思います。
やっぱり原点に戻る、という意味で。
ただ、最終的に「俺はここ(高知)でがんばる」というセリフは…うーん、なんというか、やっぱりもう一回東京戻ってみては?と思いました。
景色はいいからそういう風景込みでいい写真を撮れる写真家になる…というのならまあ納得できなくはないですけど、、
溝端君やっぱりカッコいいですよね。
木南晴夏ちゃんの涙も素敵でした。

追記
初めて観たときには、主人公が地元に残るラストには違和感はありませんでした。
地元にいたって写真家にはなれるしなぁ〜と、ぼんやり思っていたからです。
しかし思いのほか反対意見が多いこともあるのですが、やはり写真家ということにこだわるのであれば、東京に行くラストがいいと思いました。絶対的なチャンスの数が違うし、文化の中心地にいるほうが明らかにいい。
よさこいが好きで、これからも踊りを続けていくのであれば、まあそういう選択肢も仕方ないのかなと思います。
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