さっぱり売れない発明家トム（ジョエル・マクリー）とジェリー（クローデット・コルベール）は結婚5年目。一方的に離婚を決めたジェリーは家を出て列車に乗り込み、そこで出会った大富豪とパームビーチへ向かう。追いかけるトムはその大富豪の姉に好かれ、奇妙な関係の4人は一夜を過ごすことになる。
プレストン・スタージェス監督お得意のスクリューボールコメディなんだけど、ドタバタっぷりが凄かった。
七年目の浮気ならぬ、五年目の惰性で家を飛び出して、なぜか金持ちに好かれまくるクローデット・コルベール。
彼女演じるジェリーは全く好きになれないキャラクターだったけど、コメディエンヌっぷりはさすがで、「海外特派員」のときと変わらず真面目で固いジョエル・マクリーをグイグイ引っ張ってた。
最初から最後まで、ジェリーと侯爵夫人のキャラクターが破綻しまくってて、それをカバーできる笑いがなかったのが残念。
ラストも画ずらは面白いけど、双子ならいいってもんじゃないだろ！と苦笑いだ。
誰にも相手にされず、字幕も付かないトトが一番かわいそうだった。笑
