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レアエクスポーツ 〜囚われのサンタクロース〜のTEPPEIのレビュー・感想・評価

4.3
渋谷のヒューマン・トラストシネマで鑑賞して、その年は「アザーガイズ」なんか見たりして大いに楽しんだ。そんななか、そう確か「アザーガイズ」を鑑賞した後に、本作のチラシに惹かれたことをよく覚えている。結局世の中には「悪魔のサンタクロース」とかサイレンスなんとかシリーズとか下らないけど笑えるB級サンタ映画が揃っているのに、どうしてそれがアメリカではなくフィンランド映画なのか無性に気になった。それでその時は友人も多忙で1人で観に行ったのだけど、すご〜く面白かった。ちょっと待て! サンタって…え?!笑ってな展開が多く、かなりブラックユーモアに溢れているので日本での評価はかなりグズグズ。そもそもこの映画は、海外、特に日本のサンタ像から一回離れることが重要で変などシリアス映画を期待しているならそれは間違いである。全米の批評家の言う通り、こいつはフィンランドのティム・バートン映画であると胸を張って言える。
ヒューマン・トラストシネマの未体験ゾーンシリーズも面白いけど、2011年頃からその風潮はあったような気がする。なんせこの映画、相当アホである。
総評として、「レアエクスポーツ」は未体験かつ想像を遥かに超える面白みを味わえる。あの〜あれですよ、「ダークマン」とか好きな人にはいいんじゃないかな。
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