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堅々獄夫婦庭訓のmikanのネタバレレビュー・内容・結末

堅々獄夫婦庭訓(1965年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

制作当時活躍していた俳優を用いて制作されたアニメ映画。アラン・ドロンに恋人であるエリザベス・テイラーを殺されたリチャード・バートンが、アラン・ドロンを付け狙う、といった内容。劇中、交合すると必ず邪魔者(戦闘機など)がやってくる。そのためアラン・ドロンは最終的に交合を拒絶するようになってしまう。性と死に主題を置く映画であると考えられる。
セックス・シンボルであり、また故人となり神聖化されたマリリン・モンローや、エジプトの棺桶にアメリカ国旗の柄が使用されている描写、カウボーイの格好をする登場人物たちの描写から、当時のアメリカの認識のされ方、また影響力を垣間見る事が出来る。イギリス人とフランス人の対立関係が構築されていることから、二国間の当時の関係も描写されているのかもしれない。
作中の日本の描写は何を意味しているのだろうか。当時の社会的背景をしっかり学んだ上でもう一度見てみようと思う。
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