みゅうちょび

セルラーのみゅうちょびのレビュー・感想・評価

セルラー(2004年製作の映画)
3.6
何年か振りに観た。

やっぱ凄く面白い。

意味もわからず、亭主が原因で誘拐され1人部屋に閉じ込められた学校教師の女性が、目の前で粉々にされた電話機の線を巧く繋いで、闇雲に発信した先でたまたまその電話を受信してしまうチャラい若者。
最初は彼女の電話を適当にあしらっていたが、それが本当に拉致された女性と確信してからは、チャラ男の隠れた本領発揮。

あんなチャラ男が、赤の他人のために必死に奔走するとは。

キャストがまたユニーク。

彼女を拉致する悪党を演じるジェイソン・ステイサムも粋な配役だし、脚本を書いたラリー・コーエンの作品には欠かせないウィリアム・H・メイシーもこれまた重要な脇を固める。
キム・ベイジンガーはセクシーな声の持ち主なので、電話一本でチャラ男をその気にさせるだけの説得力もあり。そのチャラ男だけど実は案外ロマンチストで気が優しい役柄にピッタリなクリス・エヴァンスも最高。

スリル、スピード感、ユーモアとちょっとした感動すら覚えるというお得感満載。絶対見て損はないね!

エンドクレジットも面白い。
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