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LOVEDEATH─ラブデス─のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

LOVEDEATH─ラブデス─(2006年製作の映画)
3.0
サイ(武田真治)を訪ねて来たかつての恋人・シーラ(NorA)。二人は一年前に初めて出会いその瞬間に恋に落ちたのだったが、その日以来の再会だった。シーラは唐突に、同じ誕生日を持った二人にとって「明日が“クリサイス・デイ”と呼ばれている運命の一日なのだ」と語り出し、自分の部屋へサイを招き入れた。そこにはシーラにしつこく付きまとっていたというストーカー男(六平直政)が監禁されており、シーラはサイに、彼を殺して自分の共犯になれと突飛な提案をする。しかしそこにジュウモンジ(大友康平)率いるヤクザ集団が踏み入り、部屋から逃げ出そうとしたストーカー男は殺されてしまった。「奪った金を返せ」と迫るヤクザ一味に、サイとシーラは拉致される。シーラはヤクザの組長であるクロガネ(船越栄一郎)の愛人であり、ストーカー男は実は悪徳刑事で、二人は共謀してクロガネの金を奪ったのだった。真相を知ったサイはしかし、ヤクザ一味による拷問を受けつつもシーラを守り、一瞬の隙をついて彼女とともに脱出することに成功した。脱出の際に股間を撃ち抜かれて怒り心頭のクロガネは、手下であるジュウモンジや二人組の悪徳刑事、そして殺し屋集団をも動員してサイとシーラを追跡させる。死体の山を築きながら、追跡者の手がサイとシーラに迫る中、二人はともに“運命の一日”を乗り切るべく逆襲に転じるのだった。
高橋ツトムの短編漫画を、北村龍平が監督し映画化したオールスター映画。
「トゥルーロマンス」をたぶんやりたかったんだろうけど、トニー・スコット監督と違いオールスターに見せ場を作り切れていない。
カップルを見ると即座に殺すIZAMたち殺し屋やボウリングにうつつを抜かすヤクザなどのせいで、ヤクザの金を持ち逃げしたファムファタールとイケメンの逃避行が、間延びしてしまっている。ガンアクションもそれほどないし、北村龍平監督の映画では、残念な部類に入る。
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