2018/7/28 MOVIXつくばにてデジタル・リマスター版鑑賞
「カッコいい。」
この言葉に尽きる。
「かっこいい」でも、「カッコイイ」でもない。
「カッコいい」だ。
マイケル・パレ as トム・コーディの「Pleased to meet you.」の言い方。
ダイアン・レイン as エレン・エイムの赤黒ドレスとステージ・パフォーマンス。
エイミー・マディガン as マッコイの男勝りな口調と容姿、頼りになる相棒度。
どいつもこいつもカッコ良すぎる!
何なら、90分はイライラさせるリック・モラニスも、トムに因縁つけてくる警官も、
最終的には皆カッコよくなる不思議。
仇敵となるウィレム・デフォー as レイヴンも、中盤は “漁港の2代目” な格好をしているが、「アルマーニ・プロデュース!」と言われれば、オシャレに見えてくる不思議。
でも1番は、やっぱり最初と最後。
「Nowhere Fast」を歌うエレン・エイム、そこに登場する影のシルエット、そして、徐々に浮かび上がるデフォー・フェイス!!!
このインパクト大なOPから観客は、「A Rock & Roll Fable」=「ロックンロールの寓話」に一気に引き込まれる!
加えてラスト!
「Tonight Is What It Means to Be Young」を歌うエレン、それを扉の陰から見守るトム、そして…。
ここに男としての “引きの美学” が炸裂するから本作は日本で人気があるんだろうな。
最初に書いた「カッコいい」意味も、トムが “クールでキレ者” の側面と、“優しさ” を持ち合わせているからこそなのです!
結論:やっぱりロックと爆発は映画館に限る!