シネフィルmonk

狼は天使の匂いのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

狼は天使の匂い(1972年製作の映画)
3.8
スカパーのザ・シネマ 「町山智浩のVIDEO SHOP UFO」推薦作。取材先でジプシー集団の娘を過失致死させたフランス人ジャーナリストのジャン・ルイ・トランティニャンは、復讐の追手から逃れてカナダ・モントリオールで偶然、犯罪集団の殺人現場に遭遇、拉致されてアジトに運ばれる。そこにはリーダーのチャーリー演じるロバート・ライアン、情婦のレア・マッサリら個性のあるメンバーが揃い、仲間となってある計画を実行に移す。

『さらば友よ』の脚本を手掛けたセバスチアン・ジャプリゾによる演出、ルネ・クレマンにしては意外なメルヘンタッチの「不思議の国のアリス」のお伽噺をモチーフにしたサスペンス。これは男同士の友情や“遊び”の要素にも満ちていて、摩訶不思議な展開でハマります。
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