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TATSUMI マンガに革命を起こした男のKUBOのレビュー・感想・評価

5.0
【2014 アーカイブ】

また今日も素晴らしい映画と出会えました。「TATSUMI マンガに革命を起こした男」。宣伝文句に「日本だけ知らない」とありますが、確かに漫画ファンを自認している私も「辰巳ヨシヒロ」を知りませんでした。

彼が描くのは戦後から高度成長期を迎える50〜60年代の日本に生きる人たちの心の闇。原爆、職工、定年退職、パンパン。どれも暗く重いが心に突き刺さる。

あえて「劇画」の荒いペンタッチを活かしたハイセンスなアニメーション。一人六役をこなした声優としての別所哲也も素晴らしい。

エリック・クー監督は東京国際映画祭の国際審査員も勤められており、先日お会いした監督さん。これを見てからお会いしてたら話したいことやお聞きしたいことがいっぱいありました!

まずは「辰巳ヨシヒロ」を知ることができたことに感謝。そしてこれほどまでにハイセンスなアニメーション作品に出会えたことにも感謝。日々、良い作品に出会えてうれしいな〜*\(^o^)/*
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