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キャスト・アウェイのmoviemanのレビュー・感想・評価

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)
4.0
 飛行機が墜落!無人島に1人取り残された男の物語。
 
 今自分がこの主人公と同じ状況になったら、生きていけるだろうか、、、なんて考えてしまいました。多分、機械に頼りっぱなしの現在生きていけないだろうな、、、。でも人間死に直面したら何とかやっていけるかもしれない。どっちしにても、無人島に1人取り残されるなんて経験はしたくないですね。

 主人公が無人島に流されて、数日は島にHELPと文字を書いたり、壊れかけのボートで脱出を試みるんですけど、無理だと諦め、助けが来ないことも覚悟して島で生きぬこうと、色々とトライするシーンは、とても印象的でした。
 その中でも、バレーボールに似顔絵を書いて、名前をウィルソンとつけて、おしゃべりするシーンが一番印象深かったです。一人なんだけど一人じゃない感覚と言いますか、、、。普通の人からしたらただのバレーボールなんですが、主人公にとっては相棒のようなものだったでしょう。ウィルソンがいたから、いやウィルソンを作ったから乗り越えられた部分も多いと思います。
 初めて火をおこすシーンでも、ウィルソンの方を、ちらりちらりと見ながら火をおこすんですけど、実際には、そこには誰もいないのに、誰かに見られているような感じに陥りました。
 なのでストーリー後半でのウィルソンとの別れでは、見ているこっちも悲しい気持ち、、、いや寂しい気持ちにさせられました。あそこの別れは、本当にただのバレーボールということに変わりないのですが、すごく悲しかったですね。
 
 この映画で、自分が反省した事と言うか、大切にしなきゃなと思ったシーンがあるのですが、、、主人公が島から脱出でき、皆から歓迎され普通の暮らしに戻るのですが、その時に家族や親族がお祝いしてくれたんですよね。
 そのお祝い会が終わったあと、皆が家から帰った後に目の前に沢山の食べ物が残っているのを主人公が何か思い更けた表情でながめているのですが、島であれだけ食料を確保するのに苦労したというのに、残って捨てる食べ物がこんなにたくさん、火をおこすのにもあんなに苦労したというのに、、、火がついた時にはあんなに感動して、はしゃいでいたというのに、、、スイッチひとつで火がつけられる。
 日々の当たり前の事にもっと感謝し、毎日当たり前のようにとっている食事に感謝するよう心がけたいと思わされました。

 
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