Kumonohate

トラック野郎 熱風5000キロのKumonohateのレビュー・感想・評価

トラック野郎 熱風5000キロ(1979年製作の映画)
3.9
このシリーズにもともと漂ってはいたが、安定した収入や生活を持てず、体を張って世の中を下支えしているのに、権力の都合によって振り回され大事なモノを奪われてしまう“下流社会”への目線が全面的に展開するシリアス作。事故死した仲間を弔うため、トラック野郎と木材運搬トラック野郎が一緒になって「酋長の娘」を歌い踊るくだりは、シリーズ屈指の名シーン。

お下劣やコメディーやおバカを期待しているだけに、それらの大幅な後退はやや物足りないが、1本筋が通っているシリーズなので、シリアスに転んでもやっぱり良い。
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