作品集

プリティ・ウーマンの作品集のレビュー・感想・評価

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)
4.6
気持ちがいいスカッと作品でもある
王道シンデレラストーリー

企業買収を生業とするエドワードと
娼婦を生業とするビビアンの
普通ではあり得ない出会いを描く作品

エリートと娼婦なので、
全く価値観が合わないし、
使う言葉も行動も違う。
でも、それを面白がって、
まるで新種の生き物を発見したかのように見るエドワードが僕は素敵だと思った。

娼婦というだけで、
勝手にレッテルを貼り
見た目で決めつけて、
周りには白い目で見られたり、
買い物では【あなたに売るものはない】と言われたり
生きづらい生活をするビビアンを
エドワードは否定することなく
面白いとさえ思っていたと思う。

そんな彼女がエドワードと出会い
会食へ行くためのドレスを買い、
それを着るだけで
周りの人から見られる視線も
対応もまるで変わった。

ビビアンからしたら気分は悪いかもしれないけど、
僕は本質を教えてもらった気がした。

【人間は見た目が9割】
この言葉に嘘はないと改めて感じた。

娼婦という仕事に至るまでに
どんな経緯があったのか。
高校生の頃は成績が良かったというビビアン
好きでやってるわけじゃない仕事のところへ
なんでもしていいよといいに来た王子様
ビビアンは可能性に満たされたシンデレラ

彼女の黒ドレス姿は
エドワード同様心が動くシーンでした。
人の変貌で感動したのはこの作品が初めてかもしれない。

この映画ほぼ文句なしなんだけど
一個だけだいぶ減点ポイントがあって、
それがエドワードとビビアンの喧嘩
エドワードめっちゃビビアンのこと下に見てるとこが
露呈するシーン
謝って許されるレベルじゃなかったような気がする。。。

とはいえ、
最後の高所恐怖症のエドワードの
部屋から街を眺めようとするシーン
【君のいる街なら覗いてみようか】と
思わせるほどの女性だったんだなぁ。
名シーンだらけの映画でした。
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