事件を追う映画であって、人を追う映画ではない。これをちゃんと心得て観るとまた違うんだろうと思った。というのも、冒頭から色んな人が次々と出てくるけどどの人も結局そこまで深掘りされないので人の感情に重きを置いて見ようとすると消化不良に陥ってしまった。ただ、事件自体をその当時の時代背景と照らし合わせて見ると皮肉溢れる中にも考えさせられるものがある。そもそも、字幕が早過ぎて台詞が読みきれなかったのも十分に楽しめなかった要因。ただこの映画自体が政治スキャンダルみたいなものなので歴史に興味があれば一見の価値あり。