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戦艦ポチョムキンの一のレビュー・感想・評価

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)
3.8
セルゲイ・エイゼンシュテイン監督作品

第一次ロシア革命と呼ばれる1905年革命のなかの、歴史的事件“ポチョムキン号の反乱”をテーマに製作した作品

1925年という今から100年近くも前の作品とは思えないほど、今観ても全然ちゃんと面白くてびっくりしたし、後世の映画に多大な影響を与えているのは一目瞭然

もっと小難しいサイレント映画だと思っていたけど、全くもって単純明快
斬新かつ独創的なモンタージュ技法を駆使した目まぐるしく変化する細かいカットや、美しい構図の連続も鳥肌もの
大規模なエキストラを使った迫力満点のシーンも圧巻

本作の主役は誰なのかとなれば、間違いなくこのポチョムキン号そのものである
そのくらい魅力的に映し出されている

いろいろ印象に残るシーンがあまりにも多かったですが、『アンタッチャブル』の中でも最も有名な階段を落ちる乳母車のシーンと全く同じ描写があったけど、まさかこの映画から引用されていたとは…

兎にも角にも、不朽の名作と言われているのも納得できるくらいの素晴らしい作品です

〈 Rotten Tomatoes 🍅100% 🍿89% 〉
〈 IMDb 8.0 / Metascore 97 / Letterboxd 3.9 〉

2021 自宅鑑賞 No.376
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