Iri17

戦艦ポチョムキンのIri17のレビュー・感想・評価

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)
4.5
ソヴィエト政府のプロパガンダ映画ではあるが、そういう部分を差し置いても映画史に革命をもたらした作品。
二つの映像を繋ぎ合わせることで意味をもたらすモンタージュ理論を確立
した作品で、後の全ての映画作品に絶大な影響を与えた。

エイゼンシュテインの革新的な撮影技術が最も顕著に表れているのがオデッサの階段と呼ばれるシーン。逃げ惑う群衆に踏まれる赤ん坊と絶叫する母親の顔がカットバックで交互に演出され、階段から赤ちゃんの乗った乳母車が転げ落ちるシーンはその緊迫感が手に汗を握る。

映像演出に興味がある人は必見!
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