Moeka

白い恐怖のMoekaのレビュー・感想・評価

白い恐怖(1945年製作の映画)
3.7
現代はうっとりする、恍惚とする、の意。ラブストーリー的要素が多く少し物足りない印象を中盤まで受けていたものの最後の最後で手に汗握る展開が待ち受けていて面白かった。彼がなぜ白地の線を怖がるか、なかなか事件の全貌が全く見えてこないので不気味な雰囲気の中ひやひやさせられる。ダリが手がけたシュールレアリズム全開の彼の夢の景色は美しく必見。イングリッドバーグマンのずば抜けた美貌と演技力が、知的な女医が恋に落ち周りから盲目になっていると言われつつもなんとか事件を解決しようとする姿に説得力を増していた。
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