さっこ

白い恐怖のさっこのレビュー・感想・評価

白い恐怖(1945年製作の映画)
4.2

有名な本「ヒッチコックの映画術」を購入した。
フランスの映画監督トリュフォー(元映画評論家)がヒッチコックにインタビューした本だ。
てなわけで「ヒッチコックを見ようシリーズ」
第1回「白い恐怖」(’45 白黒)


🦐
精神病院に勤める主人公の女医はめっちゃ硬い人なんだけど新任の所長に一目惚れする。
だが、その所長は記憶喪失であり、ニセモノの所長だった。
彼は誰なのか?本物の所長を殺したのか?なんで彼はシマシマを怖がるのか?彼の見る不思議な夢とは?

みたいな話。



記憶喪失者が見る夢のシーンが素晴らしいんだけど、画家の「サルバドール・ダリ」が作ってる。
ヒッチコックは、よくあるボンヤリした画面で夢を表現するのが嫌だったという。この考えが天才だよなー🤔

この夢から当時のフロイト的?精神分析をして真相がわかるという非常に大事な場面。だから冒頭とか、早い段階で出すべきだったかな…🤔
「シマシマの謎」と「ダリの夢」と二つ精神分析すべき謎があるのがスマートではないので、これも一緒にすれば良かったと思う。

でもさすがヒッチコック、すごおも👌😆



でも「ヒッチコックの映画術」を読むとトリュフォー的にはあんまり本作は好きじゃないみたい❌

《↓以下「映画術」より》
トリュフォー(以下T)「久しぶりに見直したけど、よくわからんストーリーですね。正直映画そのものも好きになれないです」
ヒッチコック(以下H)「…まぁ要するにいつものロマンスだよ」
さっこ(以下さ)「いきなりハッキリ言うなぁ💦ドキドキするわ😣」

T「狂気と錯乱を期待したけど、なんかまともだし、理屈っぽいし、説明セリフも多いし…」
さ「ちょっとトリュフォー言い過ぎじゃないかな💦」
H「…精神分析の話だから物語は現実的にしたんだよ」
さ「うんうん、なるほどね!☺️」

T「あ、もちろん2人が恋に落ちる出会いのシーンとかすごくいいシーンもいっぱいありましたよ」
さ「良かったε-(´∀`; )やっとほめた💦」

T「でも2人が警察の目を逃れて老教授の家にかくまってもらうくだりはありきたりで失望しました」
さ「ちょ!失望したとか言うなや🤬」
T「こんなふうに不満ばかり言ったら不愉快ですか?」
さ「いやいや、そんなん聞くなや!不満ばっか言うなよ!ドキドキ…ヒッチコック怒っちゃうよ〜😰💦」

H「いや、キミの言う通りだから別に大丈夫だよ👌自分でも話が込み入ってると思ったからね」
さ「ヒッチコックめっちゃ大人!🤣」
T「もう一つの難点は…」
さ「まだ言うのかよ❗️🤯」

(※さっこは出てきませんが本当にこんな感じの会話w)


トリュフォー的点数☆2.0😰



🦀
「ヒッチコックの映画術」は税込4400円❗️
でも内容濃いから買って良かった!おもしろい🤣
さっこ

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