「コメディ」にはいろいろ種類があって、映画で例えると子供に向けたコメディと大人に向けたブラックコメディがある。
この二つは根本的には同じで、見てる人を笑わせるためにおかしな事を言ったりやったりする。
つまり、どっちもまぁまぁぶっ飛んでいる。
特に子供向けコメディは大人が見るとヒヤッとする瞬間がある。ジェリーのやりすぎる攻撃を体を張ったリアクションで笑わせてくれるトムのように。
アメリカの子供向けコメディは、"笑い"と"スリル"のバランスが非常にうまい。どちらかにバランスが偏っていては笑うに笑えず微妙な作品となってしまう
この映画はまさにその成功例。
とんでもない両親に育てられたマチルダが学校へ通う。
この学校の校長がこれまたとんでもないやつで
授業中気に入らない生徒を窓から放り投げたり、拷問部屋に閉じ込めたりする。
文章だけ見るとイーライ・ロス監督作品かな?と思いがちだが蓋を開けてみるとかなりオシャレでセンスのある作品なのだ
絶対的な悪を用意する事で無邪気な子供達を心の底から応援したくなる。
とんでもない展開の連続ではあるが違和感なんてものはなく、見終わった後も心地の良い作品だった。
かなりオススメです
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[この映画のBest俳優]
校長
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆