ブタブタ

ロサンゼルスのブタブタのレビュー・感想・評価

ロサンゼルス(1982年製作の映画)
2.0
なぜ『続・狼よさらば』でなく邦題は『ロサンゼルス』何でしょう?

正直シリーズ化はやむなしと思うのですが『狼よさらば』はあれ一本で見事に完結した傑作だと思うのです。

精神を病んだ娘はポール・カージーを再び殺人ゲームに向かわせる為のアイテムでしかなく、また性懲りも無くチンピラ集団に拉致されレイプされる。

そして昔のテレビはよくこんなの放送出来たなと今考えると驚きですが、娘はチンピラのスキをついて逃げようと窓を突き破って飛び降りるとちょうどそこに建物の外を囲む鉄柵があり、その槍みたいに尖った先でブスリと串刺しになって死ぬと言うホラー映画、ダリオ・アルジェント作品ばりの最後を遂げます。
子供のころ見たのでトラウマになりました。

娘をあれ程無惨に殺されたと言うのにポール・カージー(ブロンソン)の感情の無さ乏しさは、もう死んだものは死んだものとしてチンピラ皆殺し計画の方に意識がいってるからなのではと思ってしまいます。

『狼よさらば』から社会的なテーマや殺しの美学や哲学(?)と言った物を抜いた感じの作品でした。

う~んマンダム!
ブタブタ

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