マーカス・ニスペル監督作。
スラッシャーホラーの金字塔「13日の金曜日」シリーズのリメイクで、シリーズの生みの親であるショーン・S・カニンガムとマイケル・ベイが製作に名を連ねています。
『悪魔のいけにえ』(1974)のリメイク版である『テキサス・チェーンソー』(2003)を手掛けたマーカス・ニスペル監督による“13金”のリメイクです。数十年前に息子のジェイソンを殺された母親:パメラ・ボーヒーズによる殺人事件が発生した曰く付きのクリスタルレイクを訪れた大学生たちが、亡き母の遺志を受け継いだ殺人鬼ジェイソンに襲撃されていく様子を描いたオーソドックスなスラッシャーホラーとなっています。
シリーズ初期作品をリメイクしたお馴染みの作劇ですが、視覚的な残虐性が現代風にグレードアップしているのが特徴で、その殺され方もバラエティに富んでいます。ジェイソンを演じた怪優:デレク・ミアーズの不気味な容貌と圧倒的強者感が恐怖に拍車を掛けています。