TRT421

ティファニーで朝食をのTRT421のレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
3.5
鑑賞2回目

ストーリーだけ追えば
自由奔放に生きたヒロインの
お騒がせラブコメディ

この映画が生まれた背景には
世界大戦後の繁栄
冷戦・ベトナム戦争への危機感
進まぬ女性解放運動への不満
があるのだろう

冒頭のゴーストタウンのような
ニューヨーク五番街が
虚な繁栄を象徴しているようだ

そう思うとヒロインが
実に哀れに思えてくる

この後生まれる
ウーマンリブやヒッピーのムーブメント
の胎動ようだ

ハゲ 出っ歯 メガネ カメラ(!)
ステレオタイプな日本人像も
時代を強く反映している

その時代を
オードリーヘプバーンの美しさ
ハイセンスなファッション
で包んだ作品

ここまで理解し解釈できて
改めてムーンリバーが名曲である事を知る
本作が名作と言われる事が腹に落ちる

恋のお相手は
 他の作品のように
 オードリーとアンバランスな
 高齢ベテラン俳優ではなく
若いジョージペパードで
変なストレスがない 

と思ったけど

彼はこの作品以外ヒット作はないのかな
そこもある意味微妙な感じ。。
大女優とのキャスティングは難しい


あと、このジャケット
ピンク色ベースだけど
流石に水色は使えないよね😅

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