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ティファニーで朝食をのbackpackerのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
3.0
誰もが一度は耳にしているであろう名曲「ムーン・リバー」の美しい旋律が耳に心地好い、大人のラブストーリー。

【あらすじ】
自由奔放なホリーは、名無しの猫と雑然とした部屋で気ままな日々を過ごし、"レッド"な気分になったときは、ティファニーのショーウィンドウを眺めながらパンを頬張るのが大好き。
アパートの上階に越してきた作家の青年ポールと友情を育むが、それはいつしか恋へと変わり、ホリーの自由を求める心が持つ潜在的恐怖により、自分の首を絞め始めていく……。

オードリー、キレイですねぇ。
キレイなものは素晴らしい。見ていて気分がよくなります。美しいって素敵な価値観ですね。
ジョージ・ペパード、初めて見る役者さんです。なかなかのナイスガイで、グレーのジャケットと細身のタイがバッチリ生える筋肉質な上半身、まごう事なきイケメンでした。


二人が織り成す、近づいては離れていく絶妙な恋の距離感が、見ていてやきもきさせられます。
しかも決して下品ではなく、作品全体に上品な雰囲気の下地が形成されています。醸し出す空気感とか、とても洗練されていて、あまり邦画のラブストーリーではお見かけしない力がありました。

といっても、私の主観ですが、近年の邦画で恋愛物語と言うと、少女マンガ原作をイケメン大量出演で作る量産型ラブコメばかりの気がするんです。原作を改悪してるようなものも多いし、この潮流どうにかならんのでしょうか。

もしかしたら、自分が把握してないだけで、とっても上質な大人の邦画ラブストーリーも作られているのでしょうか?
恋愛映画マイスターの皆様、是非ご教示下さい。
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