あつき

ティファニーで朝食をのあつきのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
3.8
原作小説『ティファニーで朝食を』を訳した村上春樹は、「本を読む前に既に映画を観ている人が多く、主人公にオードリー・ヘップバーンの顔が重ねられてしまう。それは読者の想像力を狭めてしまうので、小説にとっては迷惑だ。」と語ったという。
一方の原作者トルーマン・カポーティの理想のキャスティングはマリリン・モンロー。

原作小説派にはそれぞれに思惑があり、映画を同じ次元で語ることは出来ない。論点がずれるが個人的には、アカデミー作曲賞を取ったムーンリバーを聞くと、この映画を観たときの感覚がよみがえるのがありがたい。個人の解釈や想像の幅は小説が勝るかもしれないが、このように瞬時に感覚を思い起こせる手段が、小説には無いように思う。
今日はちょうど雨なので、SpotifyでMoon Riverを流しながら路地裏で名前の無い猫を探そうと思う。笑