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ティファニーで朝食をのその他のレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
3.9
【午前10時の映画祭11】
オードリーの魅力を再確認ー

気ままなその日暮らしをするホリー(オードリー・ヘップバーン)は、高級宝飾店ティファニーのショーウィンドウを覗きながらコーヒー片手にデニッシュを頬張っていた。そんな生活が全てだと思っていたホリーは、自身の住むアパートに越してきた新人作家のポール(ジョージ・ペパード)と出会う。

気ままで奔放な女性を〈猫〉と喩えますが、主人公ホリーはまさにそれ、当初その役にマリリン・モンローの起用が提案されましたが、モンローはそれを辞退。結局オードリー・ヘップバーンの起用が固まります。原作の脚色がオードリー専用に施され、それを魅力たっぷり演じきり、アイコニックな映画として今なお語り継がれていくこととなりました。
そして、切っても切り離せないのが劇中歌「ムーンリバー」です。音楽担当としてブレイク・エドワーズ監督は、親友のヘンリー・マンシーニに声をかけました。普段、完成した作品を観てから曲を書くマンシーニが、オードリー演じるホリーに大いにインスピレーションを受け次々と曲想が沸いてきたそうです。かの名曲は、1人の映画スターの並々ならぬ影響を受け誕生していたのです。
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