rage30

ブルーバレンタインのrage30のレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
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失恋映画の名作として名高い本作。
評判通り、切ないというか、見ているのが辛い作品でしたね。

基本的には倦怠夫婦モノではあるのですが、それと同時に2人が出会った頃の熱々な様子を交互に映す構成がエグい!
現在の冷たい色彩と過去の暖かい色彩という対比も効いてるし、未来が開かれていた若い頃と未来が閉ざされていく老いた今という対比も、グサグサと刺さりました。

個人的には男側に問題があり過ぎな気がしたんですが、人によっては女側を責める意見もあるそうで。
それだけ意見が分かれるという事は、男女の本質が描けているという事なのでしょう。

恋愛や結婚の現実を教えてくれる作品なので、恋愛に興味のない人も見ておいた方が良いと思いますし、特に恋愛に過剰な幻想を抱いている人は、この作品を見て目を覚まして欲しいですね。
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