みょん

ブルーバレンタインのみょんのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
4.0
正直、好き嫌いがハッキリ分かれる作品だと思います。
わたしは好み。


最高の愛を疑わなかったあの時。
現実が見えた現在。

同じようなシチュエーションを、過去と現在で対比するように交互に描く演出は興味深い!


愛していればそれでよかった若い頃は、やがて、お互いへの不満や日常への疲れから、徐々に2人の間の溝を深め、愛すら危うくなっていきます。


自分の夢などどこへやら。
愛する妻とその娘への愛。
家族のために働く。
酒ぐらい飲まなきゃやってられるか。
でも、変わらず愛してる。
ペンキに塗れて、酒に溺れて、何が悪い。



あなたがしたいことは?
家族のために夢を諦めたなんて言わせない。
わたしだって医師に…。
朝から飲まないで。
愛?今生活するのに精一杯。


いやー、男女ってあまりに違いすぎて、分からないけど、面白いですよね。
女性はもうダメだと思ったら、何があっても無理なんですよね。
でも、男性はやり直したいし、離れたくないし、別れるなんて考えられない。

どっちの気持ちも分かるだけに、唸っちゃいますね 笑

ただ、今作では、ライアンゴズリングに若干同情というか、感情移入したかも。


ライアンゴズリングの髪の毛が、寂しい感じになってて、衝撃を受けましたが、この役のために抜いたらしい!
よく歯を抜く俳優さんとかいるけど、役作りのためにそこまでやるって感心します!


いろいろ考えさせられましたねー


一番好きなシーンはドレス店の前でライアンのウクレレと歌で、タップダンスを踊るシーン!!
もう大好き♡♡♡


それから、自暴自棄になって投げた結婚指輪をすぐに茂みに分け入って探すシーンも!


そして、やっぱり、エンドロールの花火と、楽しかった頃の記憶。
今は忘れ去っていても、消して消えない過去の美しい記憶ですよね!

なんかこういう映画は好きです。
みょん

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