「自転車泥棒」
不朽の名作の中の名作。
第二次大戦後のローマ。貧しい家庭の父と子の人間ドラマ。
生きていくのに必死な時代で、お金が無くシーツまで売りに出さないと食べれない家庭。自転車一台があるかないかで明日が変わる…
恵まれた時代でも、一度何かあったら今まで通りの明日が来るかなんて分からない。その時、この父親や息子のようにならないとも限らない。
過酷なストーリーと相反して美しいローマの街並みも直視出来んわ。
迷いに迷う父親の心理描写、父親を思う子供…ぐっときますね。
88分と短く、ストーリーもシンプルなので全ての人に見て欲しい一作。