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自転車泥棒のmasaのレビュー・感想・評価

自転車泥棒(1948年製作の映画)
3.8
1948年公開モノクロのイタリア映画の名作。
ヴィットリオ・デ・シーカ監督。
第二次世界大戦後のイタリアのネオレアリズモ映画の1本。
ロベルト・ロッセリーニの『無防備都市』、ルキノ・ヴィスコンティの『揺れる大地』と並ぶネオレアリズモ映画の代表作である。

長い失業の末、自転車が必要な映画ポスター貼りの仕事を得たアントニオは、妻にも協力してもらい質屋から自転車をやっとのことで手に入れる。
しかし、ふとした隙に自転車を盗まれてしまい…
仕事やものがない時代、死活問題である。
敗戦国の戦後の雰囲気が街中に醸し出している。

警察にも届けたが相手にされず、六歳の息子ブルーノと必死に自転車を探すアントニオ…

ストーリーはそれだけなのだがなんともいえない気持ちになった。

これは絶望映画なのだろうか…
盗まれてしまった側が悪者になってしまう。戦後のなんとも不条理な世の中。
どう整理をつけていいか分からないが。

ラスト思い余った行動に出たアントニオを6歳の息子ブルーノはどう思っただろう…