LUPIN

テスのLUPINのレビュー・感想・評価

テス(1979年製作の映画)
3.7
英文学の名作。
トマスハーディってこの当時、Charles Darwinの思想に影響されてて、後半の頃の作品は悲劇的展開のものが多くて。あとは自然主義にかなった文学。

自然の雄大さ、細かな描写のその中に佇み、運命によって翻弄されるヒロインの存在感を強めて、また、超自然的な神の存在も背景に描いている。

ダブルスタンダードに葛藤するヒロインの姿も印象的。生きる時代がそうさせたのか、神の思し召しなのか、あるいは自分自身が下した選択なのか、なにが彼女を破滅に導いたのか、考えさせられる。

恋愛の要素もあるけれど社会と自分、他人と自分との距離や、捉え方が私の中では強いテーマかなと。

とにかく美少女なんだよ。顔がいい。
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