ひらさま

レマゲン鉄橋のひらさまのレビュー・感想・評価

レマゲン鉄橋(1968年製作の映画)
4.0
ロバート・ヴォーンの訃報に接し…
いつもキザったらしくて、いつもちょっと泣き顔っぽい?
素敵な役者さんでした
確か、あの七人の最後のひとりだったのでは…
(チコは存命かと思い込んでいたけど、さっき調べたらずいぶん前にあちら側へ行かれてた)
ライン河に残った最後の鉄橋を巡り、ドイツと連合軍の双方で、
やれ爆破だ、やれ占拠だ、やれ死守だ、やれやっぱ爆破だ、と思ったらやれ占拠せーや!
みたいな感じで、双方の上層部に右往左往させられる両軍の消耗品部隊のやりきれない悲哀に満ちた展開
ヴォーンはドイツ将校の役で、
鉄橋の死守と爆破の狭間で翻弄された挙句、
最終的には責任押しつけられて、
空を見上げながら銃殺される
銃弾を浴びて崩れ落ちる様が、あの七人の時と同じ感じ(笑)
さすがはヴォーン!
ちなみにエルマー・バーンスタインのテーマ曲は、
七人のテーマ曲と肩を並べる名曲で気分が高揚
冒頭、高速で走る戦車部隊に驚く、
速いんだ、戦車…
古い町並みを実際に破壊したらしい、唖然とするよーなスペクタクルはホンモノの大迫力
その後ハリウッドで大作路線を突っ走る事になる、あのジョン・ギラーミン監督の最高傑作!
ちなみに本作はチェコにロケ隊を送り込んでいたが撮影最中に本物の戦争が勃発、命からがら逃げ出したらしい
油断出来ないね