mikoyan358

レマゲン鉄橋のmikoyan358のレビュー・感想・評価

レマゲン鉄橋(1968年製作の映画)
3.5
2013/2/20鑑賞(鑑賞メーターより転載)
第二次大戦末期に連合軍とドイツ軍の攻防が繰り広げられた1つの橋を舞台に、米独両軍それぞれに属する軍人たちの葛藤を描いた映画。えてして大戦中を描いた映画は連合軍側に寄った大本営発表になりがちだが、対するドイツ軍の将校も軍への強い疑問を持ちそれが故に...という"本心"を描いた点で平等であり、変な押し付けや先入観なく戦争ドラマとして捉えることが出来るのは好印象。現場を美化しすぎな感がなくもないが、戦争に勝つという本来の目的から離れた私利私欲や錯乱的な命令がいかに醜いものかが、この映画からは強く伝わる。
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