けーな

デッドマンのけーなのレビュー・感想・評価

デッドマン(1995年製作の映画)
3.6
「Go! Go! LA」という映画を観た時に、その映画の中で、「デッドマン」のポスターが部屋に貼られていて、さらに、そのポスターから、ジョニー・デップが話しかけてきたり、こちらの世界にやってくるストーリー展開が、とても洒落ていて、「デッドマン」を観たいなぁと強く思った。今回、観ることができて嬉しい。

ジョニー・デップ演じる会計士のウィリアム・ブレイクが、殺人事件に巻き込まれ、指名手配犯となり、弾を受けたまま逃げて死にかけたところをノーボディという名のネイティブアメリカンに助けられ、旅を続けるロードムービー。

主人公のウィリアム・ブレイクという名前は、18世紀のイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクと同姓同名のため、映画内で、ウィリアム・ブレイクの詩が何度か引用されたりして、どこか哲学的な映画だった。死生観も謳っているようだった。白黒映画なのも、印象的。

監督&脚本は、ジム・ジャームッシュ。彼らしい作品で、独特の雰囲気が漂っていた。好みが分かれる映画だと思うし、私自身も、ジム・ジャームッシュがそんなに好きなわけじゃないけど、ジム・ジャームッシュとジョニー・デップの組み合わせが、なかなか良かったと思う。
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