キよ4

デッドマンのキよ4のレビュー・感想・評価

デッドマン(1995年製作の映画)
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ニール・ヤングがつま弾くEギターの深みのあるトーンに痺れまくりの2時間
ニール・ヤングの音楽が素晴らし過ぎる 最高の劇伴音楽 それを超えてる 映画と対等以上の格好良さ
痴情の縺れからのやむを得ない殺人で賞金を掛けられた会計士のブレイクは重症を負いインディアンのノーボディに助けられ 朦朧とした意識の中で生と死の境界を彷徨い曖昧模糊とした夢うつつの世界を殺し屋たちに追われながら旅をする
死という新たな旅立ちに向かって 人間の魂の故郷である異界に舟を進めるブレイク
生の延長線上にある死
ネイティブ・アメリカンの死生観
モノクロを活かした明暗のコントラストが美しすぎる映像
あまりにも個性的な登場人物たち 熊の剥製に語りかける金属工場の社長とか 両親を犯して殺して煮て食っちまう殺し屋とか イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの詩を口ずさむノーボディとか 挙げたらきりがない
銃に無縁のブレイクが凄腕のガンマンに変貌するのは哲学的なのかしら?
詩人ウィリアム・ブレイクの世界観も反映してるのかもしれないが知識のない俺には解らん
ニール・ヤングにリスペクト
キよ4

キよ4