デッドマンの作品情報・感想・評価

「デッドマン」に投稿された感想・評価

序盤★3.5 中盤★4 終盤★3.5

慈悲は人間の心臓を
憐れみは人間の顔を
愛は神聖な人間の姿を
そして平和は人間の衣服をつけているのだから
by ウィリアム・ブレイク

昔観た時はあまり理解できませんでしたが、
ウィリアム・ブレイクという名前が実在した詩人で画家だとは当時は知らず、
この人の詩や絵で有名というか自分が知ったのはトマス・ハリス著『レッド・ドラゴン』で、
これは映画にもなっていますが『羊たちの沈黙』の前作にあたる作品ですね。

映画内の表現で書きますがインディアンのノーボディ(ノーバディ)は、
大好きな映画ジャコ・ヴァン・ドルマル監督作『ミスター・ノーバディ』にも通ずる、
『Nobody』=『誰でもない』というのはなんかツボで、
音楽でも映画でもそうですが、
知識を得、経験を積み、年齢を重ね、想い出を刻み、その時の心境にぴったりとハマり、この作品を観る時期の旬は今だったように思います。

まあけど前より少し理解できただけで(笑)、
もう少しヒトとしてレベルアップして観直すと違う発見や感動がありそうですね。

2017年263本目(再見)
marmelo

marmeloの感想・評価

3.8
こんなに曇りのないモノクロ映像は初めて。ジョニー・デップの無表情で淡々とした佇まいがこの作品に色を添えている。
ジェイ

ジェイの感想・評価

3.9
ジョニーデップの映画の最初と最後とのギャップにやられる
煙草3本

煙草3本の感想・評価

3.8
18世紀の英国の詩人ウィリアム・ブレイクへのオマージュと、ニール・ヤングによる半端なくイカす劇伴をマッシュアップした作品。
全編モノクロームで2時間弱のやや長尺映画ですが、退屈しません。また、ジャンルは一応西部劇となっていますが、なんていうか、西部劇特有のクサさのようなものもあまり感じません。結構スッキリ観れちゃいます。これはおそらく主人公を演じるジョニー・デップの魅力に起因するのだと思います。非常に個性的な俳優さんなんだなって思いました(笑)ほんと、細かい仕草に釘付けになってしまう。もっとこの人の演技を観ていたい、と切望してしまうほどに、魅力的。かっこいいのに、お茶目、お茶目なのにバリかっこいい。最高だな、ジョニー・デップ。あと、ジム・ジャームッシュのユーモアもこの観やすさにつながっていると思います。台詞とキャラメイク、配役が最高。全てチャーミング。
あともうひとつ、ニール・ヤングの劇伴ですが、本当に痺れます。歪んだリヴァーブ・ギターが、渇いた映画の世界観にマジでハマってます。是非とも良いスピーカー、もしくはヘッドホンで視聴することをお勧めいたします。
ウィリアム・ブレイクに関する知識が全くない僕ですが、映画そのものは全然楽しめました。(予備知識があると、より楽しめるかもしれません)
しがい

しがいの感想・評価

3.8
殺人の罪で指名手配された会計士のブレイクは、行き倒れていたところをインディアンのノーボディに助けられる。気弱なブレイクだったが、彼のことを詩人で画家のウィリアム・ブレイク本人だと信じ込むノーボディと旅をするうち、ガンマンの才能に目醒めていく。

ジャームッシュの初期作品の雰囲気があってそれだけで好き。
雇われた殺し屋や道中で出逢う山賊(?)など、3人組のバランス感がやっぱり最高。
単純に西部劇として楽しめたけれど、ウィリアム・ブレイクに捧げるような作品だったので、オマージュなど分からないのが残念だった。

ラストはなんだろう、ノーボディは死人(と思い込んでる)であるブレイクをあの世に送り出す使命を与えられたものだと思ったのかな? “Nobody”が言葉遊びのように会話の中で度々繰り返されるのが可笑しいけれど、結末でも“誰もいない”状態になってしまうのがやっぱり可笑しい。
pioDam

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5.0
弱っていくジョニデがセクシー過ぎる(OvO)ボロボロなのにブランドのポスターみたいにかっこいい〜
西部劇って聞いたけどこんなに静かな映画とは思わなかったです好き。
えつあ

えつあの感想・評価

4.3
モノクロでおしゃれで味があって良かった。とにかくジョニー・デップがかっこいい。
デッドマン(ウィリアムブレイク)が罪を着せられインディアン(ノーボディ)と殺し屋から逃亡する。
Wikiでみたらウィリアムブレイクって、実在してることがわかった。登場人物とか、ノーボディが口にする言葉がウィリアムが作った詩から、引用されてるらしい。詩とウィリアム本人の生涯を映像に表現出来る監督すごい。
HiNAKO

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3.5
久々のジャームッシュ
もう安定にこのセンスが好きすぎる

1人の男が旅してゆく姿は
彼のパーマネントバケーションを
彷彿とさせたなあ、

ノーバディとデッドマン
捻ったなんていい名前なんだ

振り回されながら
どこか達観してゆく
ジョニーデップの若かりし姿が印象的

フェイドアウトしたり、
意味のない画面が繰り返されたり、
不思議なリズムが刻まれていく
またその節目節目に流れる音楽が好き
良いとかいうんじゃなくて、好き

彼の映画の良さを語ろうとすると
どうしてもうこう、
箇条書きみたいになるんだけれど

本当のこの空気感とか、
微妙な画面の作り方は
本当に観てみないと分からないから、
とりあえず観て欲しいと思う
ジャームッシュの西部劇。デッドマン(死体)とノーボディ(誰でもない)が行く宛も知らず二人で逃亡劇を繰り広げる、という話だけでもう楽しい。
そして落ちるべきところにストンとはまるように、その名にふさわしいラストを遂げる。

冒頭、汽車の場面のみにとどまらず、くどいくらいに反復される映像だが、そのリズムに次第に馴染めてくるととことん没入してしまう。
ニールヤングのギターがかっこよすぎる。

あとジョニーデップがめたくそ若い。

言葉や映像や音楽、あらゆるところに潜むポエジーが、確かにこれがジャームッシュの映画だということを教えてくれる。何度でも見返したい傑作。
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