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火垂るの墓のorimarksのレビュー・感想・評価

火垂るの墓(1988年製作の映画)
3.8
観賞後、しばらく言葉が出てこなかった。辛いなあ..

お兄ちゃん、どんな嫌な思いしても土下座して泣いて謝っても、叔母さんの家にいさせてもらうべきだったのでは、と思った。
でも、お兄ちゃんも"子供"なんだよね。。妹の人生まで一人で背負い込むには幼すぎた。
両親の死を胸に秘めつつ、意地とプライドと無知で持って、俺が何とかしてやる、できる、生きるんだと本気で思っていて、、必死だった。

そんな彼が、自分の決めた生き方に負けそうになる時、はち切れそうになって涙が止まらなくなった時、
そばにいて、笑わせてくれて、抱き締めてくれるのは、妹の節子。
それだけに、兄妹の末路が苦しくて悲しくてたまらない.....

節子の無邪気な笑い声が 忘れられません。
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