火垂るの墓のネタバレレビュー・内容・結末 - 2ページ目

「火垂るの墓」に投稿されたネタバレ・内容・結末

せつこ、めっちゃ優しくて良い子やったんやなぁ。
自分が食べるより先にお兄ちゃんにドロップをあげる子。
お兄ちゃんは責任感が強くてとてもしっかりしてた。
二人ともええとこの子らやったんや。

おばちゃんが悪役かとおもいきや全然やった。あんまし可愛げもないし、手伝うでもないし、なんかせえやとなるのは理にかなってる。

戦争は、子供の目線で描かれるのが一番しんどい。せつこは結構幸せやったんやと思えてしまったのでさらにしんどい。

普段見慣れた景色を、ジブリの絵面で見れるんかなーとか思ってたら全く無くて、ちょっと考えてそらそうやとなった。神戸の街は、この大空襲で焼け落ちて、震災でまたぼろぼろなって、その度に再生してがんばってきたんやなあ。復興目指してるほかの街々のことを思って、考えてる。何ができるんだろう。
今更ながら初めて観ました。

どこで生きる道を間違えたんだろう?叔母さんに大人しく従ってるべきだったのか、万引きしなければ良かったのか、、同じように死んでった人もいれば運良く拾われた人もいただろうし、こうなっちゃったら今の倫理観では裁けないものがある。でも節子はそれなりに幸せだったんじゃないかなーと思う。寂しささえなければ。
ウジ虫シーン無理苦手
お母さんのシーンから直視できない。
悲しいのは分かるんだが、映画として総合的に評価すると微妙な気がした。感情に抑揚がなく、常に悲しいので、悲しいのにも慣れてしまうし、重要な場面もあまりはっきりしていないと思った。衰弱していくシーンも、冒頭で死んじゃうことが殆ど明らかになっているので、葛藤を感じなかった。それに、作品のテーマがよく分からなかった。戦争の残酷さなのか、兄妹愛なのか、生きることの大変さなのか...。全部まとめて「戦争」だとしても、兄妹は社会から疎外されているし、彼らに限らず皆必死に生きてるわけだし、妹は主に病気が原因で亡くなってしまうし、どれをとってもパッとしないと思った。個人的には、可哀想な兄妹がいました、というひたすら気の毒な話に思えた。
最初の方にちゃんと幸せな描写が入ってるのが辛かった。
ちゃんと見るのは小学生ぶりだったと思うけど、見てよかった。
おばさんも、ほんとはあんな風にしたくはないんだろうけど、せざるを得ない世の中だったんだろうなと思う。
おばさんのところで嫌味を言われ続けながらそれでも生きるのと、2人で楽しく、でもぼろぼろになって死んでいくのと、どっちがよかったのだろうなと。
戦争負けたことを知らずにいるのとか、もう言葉にならない。
最後の、疎開から帰ってきた風の人との対比がえげつなかった。
夏に観る映画。

節子が本物のドロップじゃなく、おはじきのドロップを舐めている姿を思い出すと胸が苦しくて泣いてしまう。
最近家で映画見ると集中切れて何度も止めながら見ちゃうけどこの映画は他人事に感じれなくて見入ってしまった。
1980年代でこんなアニメーション作品を作れたことが驚き。

いつ見ても、何回見ても絶対に号泣しちゃうし、戦争の悲惨さを思い知る。
高畑勲監督の追悼のため放送された金曜ロードショウで見た4回目。開始3分後には泣いてました。

前は節子と清太が死んでしまったことが悲しくて泣いたけど、もう二人が死んじゃうことは分かってるから、清太が死んであの世で節子に会えたこと、よかったねって、そう思うと泣けてきた。

見てると本当に辛くなる、けど1年に1回は絶対見たいと思う唯一の作品。
面白い、つまらない、の基準で評価する必要のない、唯一の作品だと思う。
前から見るには勇気がいった作品だけどこの程聞いた岡田斗司夫さんの解説でこれはせつことせいたの心中物だったと聞いて凄く衝撃を受けた。
今までも見て泣くという事は無かったけど怖いが先に立っちゃって、でもその怖さはきっと自分たちではどうしようもない制御出来ない状況やら時代やら周りを取り巻く環境から生まれてくるものなんだろうと思ってたし、ある種そう思うことで今現在の自分と分断してそれとなく安全圏から見ていたけれど今回の解説を聞いて、一人の人間が今そこに居て生きて動いて過ごした事によりどうしょも無く生じてしまった業から生まれるものだったんだと言うことを突き付けられ本当にギャフンってなってしまった。逃げ場が無い...。
他者の他者性も怖いけど同時に自分の中の他者性も怖くなるというか、理解できていたと思っていたものがすり抜けていく感覚というか、自分が軸として依拠してきた物が実は酷く脆いというか変容しやすいというか、なんならどこまででも穢くなれる可能性が怖いというか。
周りに広がる世界や人や自分自身さえグレーで寄る辺ないという事実を改めて突き付けられてどう立っていればいいか...という途方も無さにヴッてなってしまった。
そここそを高畑さんは見てる観客にいつまでも考え続けて欲しいと思っているんだろうけど、考えたくないこと見たくないことについて正面から向き合わなきゃならないのは凄く体力がいるし苦しいし、そもそも考え続けるに当たっての軸となるべき自分の思考も適当なスタート地点に立っているのか?と思うとなかなかなかなか。
それと同時にかぐや姫の物語もそうだけれど自分の突き通したい事を突き通した果てに惨めに死んでしまった主人公達のその生を肯定し、がむしゃらに突き進んだ軌跡に美しさを見出す監督の考え方は心強くもあるけど何だかもう凄く超次元すぎてまだまだ飲み下しきれないというのも本音。
終わってみないと分からない事に対して一つの彼なりのフレームを与えるって行為と与えられたフレームが凄すぎて。
でもこれって穢い物の中に美を見出し肯定するっていう、穢さを背負った上で腹くくって生きてかなきゃなんだよ的な姿も見えてきてまじ凄いっすの一言。
こう責任を持て!的な。
弁証法の作家高畑勲って言われていて、作劇の方法がそうだとしてさらにそれを作品中の人々の生活や実際の人生にぐぐっと近づけて当てはめてみると途端にうっと目の前にぶち当たらねばならないものとして迫ってきて息が詰まるというか。
なんかこうチェーホフ味が凄い。
凄い勢いで生きていきましょうよ...の波動を感じる...。
鈴木敏夫さんが初対面の時にこんなに頭が良い人が世の中にはいるのかって書いてたけどまじ同じようなショックを受けた。
と同時にお化け超苦手人間としては今回の解説で霊的な怖さの方が勝ってしまったのも事実ッ。
死んで煉獄に落とされたせいたは未だなお神戸の駅構内で何億回も何億回も自分の死んだ瞬間、死ぬまでの人生を思い返しては抜け出せずにいるってとこと。
あと二回ほどあるせいたの面向きカメラ目線シーン。心中物だからせいたの死因も節子との離れられない情で、節子の霊に取り殺されてしまってからは二人で煉獄で末永く暮らしてるけれども、やはりそこはせいたも節子に縛られてるせいで彼女が眠っている間だけしか観客の方に目配せできないってとこ。のこの二つのせいで完璧に寝られない笑
でも確かに昔から何でだろう?と思ってたシーンも今回の解説で凄くすとんと納得がいった。
同じ小さい頃に見た戦争物アニメ映画で「うしろの正面だあれ」ってのがあって、そっちの方は火垂るの墓と違って小さいながらもギャン泣きした記憶がある。
それは多分最後に死んでしまった家族が現れてそっと背中を押してくれるシーンがあったからで、それを先に見ていたせいか火垂るの墓を見た時にあれ?何でこの映画の最後皆死んじゃったのにお父さんとお母さんの霊はずっと出てこずこの二人だけなんだろう?って不思議でしょうが無かった覚えがある。あとお母さんの骨は...?ってのも。
小さい頃教科書で読んだちいちゃんの影送りなんかもその系統だったから不思議でならなかった。
あと火垂るの墓ラストの節子一人だけのシーン。
大きくなってから見返した時に節子が針仕事出来てるシーンに謎に違和感を覚えてあれ?節子意外とこんなんできたっけ?えでも作中割とおんぶにだっこだし...うーん何だろうこの気持ち...って思ってたけど納得がいった。
幽霊の二人が舐めてるドロップのカンカンの中身も然り本当に見えてない物が多かったなぁと思うことしきり。
でも高畑さんは理詰めの人で作中全部描いてあるから皆分かるはずですって感じだから見えてないだけでもっと色々あるんだろうなと思った。
見つけてみたいし自分なりに色々考えてみたいと思う反面、見返してじっくり吟味するには怖すぎるしトラウマ映画すぎるわどうせいっちゅうねん!という気持ちで一杯。
だから他の高畑映画で実践してみようと思った。
あと高畑さんに対する宮崎さんの片思いエピソード等々スキーとしては今回の制作秘話も中々面白かった笑
小さい頃ボンボンだった宮崎駿は一家の用意したトラックに乗って疎開する時にまだ空きが有るのに乗せてくれと頼んだ母子を見捨てて逃げてしまって以来その時の事を思い返しては悩んでるって話を聞いて。
でそんな姿を知っときながら高畑さんが火垂るの墓ラストシーンで疎開先から帰ってきてきゃっきゃうふふしてるブルジョア娘描いてこれお前だよってボディーブロー入れる話まじやばいw
加えて宮さんの事好きだから可愛い女の子で描いてあげるねって言うサイコっぷりに全力で親指が立った笑
片や宮さんはぱくさんの元から皆離れたけど僕だけは残ったでしょう?って凄く嬉しそうに鈴木さんに語ったりしてるのに...!
この人の心という物を介さない怪物高畑さんのサイコおじさんっぷりと一途に高畑さんを慕って憧れてうっはーってなってる宮崎さんの健気っぷりがもうめっちゃ好き笑
な、だけに最後高畑さんの病室に駆けつけた鈴木さんと先に着いてたのに病室に入れず、入ってからは部屋の隅でボロボロ泣いてる宮さんの話もめっちゃ胸に刺さる...。まじ宮さん...。
本当に本当に、そもそもジブリが大好きで、そんなジブリの中でも平成狸合戦ぽんぽこが一番好きで台詞覚えるくらいの勢いで何度も何度も見返してた小さい頃とかも思い出してうってなってしまった。
まじ惜しい人を亡くした...。
高畑さんの平家物語も見たかったなぁ。
まじ高畑さん...。
もちょいしたら金ローでかぐや姫もやってくれるだろうしそれを楽しみに日々を生きていこうと思った。
あと今度はもっと目をこらして色々見て見ようと思う。
あとこの作品は凄すぎて点数がつけられない...。