1948年にイスラエルが建国され、ある日突然それまで住んでいた土地を奪われ追い出されたパレスチナ人の悲劇の歴史を辿ったドキュメンタリー作品。
ナチスに迫害されたユダヤ人が、今度はパレスチナにやって来て、そこに住んでいた人達を迫害する・・・。
建国から65年経っても未だに戦闘状態が続き、和平の糸口も見つかっていませんが、イスラエルに住むユダヤ人の中にも、イスラエルによるパレスチナ人の迫害、占領に反対する人達がいて、それぞれの分野で活動していると言う事を知りました。
フォトジャーナリストの広川隆一さんが40年間撮り続けてきた写真や映像は圧倒するものがあり、テレビからは決して伝わってこない、パレスチナ、イスラエルの姿が映し出されていました。
たくさんの問題と困難を抱えながらですが、パレスチナ人とユダヤ人が共生できる事を願ってやみません。
パレスチナ問題を知る上で、大変学ぶ事の多い作品だったと思います。